ノーリフティングポリシー

働く人にも優しい
ノーリフティングポリシー

「抱え上げない」介護で安心・安全な働く環境づくり
利用者様・職員ともに笑顔になれるケアを進めています

ノーリフティングポリシーとは?

人力で「持ち上げない」「ねじらない」
「抱え上げない」「運ばない」

利用者様・ご家族・職員の過度な負担軽減のために

利用者様を無理な状態で“抱きかかえる持ち上げる”などの介助を日々行うことで、利用者様と介護に関わる職員には、身体面・精神面に過度な負担がかかっています。無理な状態で介護を続けた結果、利用者様は身体に新たな痛みが生じ生活意欲が低下する事や、職員は腰痛となり仕事や生活に支障をきたすこと、さらに事故を起こしてしまう場合もあります。
社会福祉法人サン・ビジョンでは、ノーリフティングポリシーの考えを基に、利用者様の自立支援・安全はもちろんのこと、働く職員の安全や健康を念頭に置き、ご家族にも安心される質の高いケアを提供できるように取り組んでいます。
日々の業務の中で、管理職・一般職が一体となり、働きやすい労働環境づくりにも努めております。

男性スタッフが移乗用リフトを使ってご利用者様をリフトしている様子

移乗用リフト

男性スタッフがスライディングボードを使って利用者様をベッドから移動させている様子

スライディングボード

男性スタッフがスライディングボードについて利用者様とお話しをしている様子

スライディングボード

ノーリフティングポリシーとは

1998年にオーストラリア看護連盟ビクトリア支部
から出された方針。

  • 押す
  • 引く
  • 持ち上げる
  • ねじる
  • 運ぶ

以上を(過度な負担を伴う状態で)絶対に
人力で行わないこと。

ノーリフティングの方法

利用者様の本来あるべき生活援助方法を検討し、提案・実践・再検討する。

  • 利用者様の身体状況・精神状況に合わせた介助方法を提案・実践
  • 利用者様の自立支援を考える
  • 利用者様の身体の使い方により自立支援を促し、過度な負担を軽減
  • 職員の身体の使い方により自立支援を促し、過度な負担を軽減
  • 福祉用具の活用により自立支援を促し、過度な負担を軽減

利用者様へのサービス向上

利用者様の過度な負担をなくす。自立支援を促す。

  • 身体への[適度]な負担は、リハビリ効果が期待できます。 体力・生活行為能力・精神などの向上・維持・緩やかな低下
  • 身体への[過度]な負担は、身体と精神を痛めます。 痛み・ケガ・精神(生活意欲)低下など

職員の労働環境改善

  • 年齢・性別関係なく働ける労働環境
  • 身体を痛める過度な負担を伴う業務の改善
  • 心の健康も大切(公休・有休・各種休暇の取得)
  • 介護のプロとしての社会的認知度・地位のアップ